『デザインの教室』
「デザインに興味があるけどどうやって勉強したら良いのかわからない」
という人におすすめしたいデザインの入門書を一冊ご紹介します。
本書の概要
以下、本書の導入部分からの引用です。
デザインを学ぶには、手を動かして、自分でデザインすることが欠かせません。
楽器やスポーツは、基本的に毎日トレーニングを行います。グラフィックデザインも本来はトレーニングが必要なのです。毎日、数多くのデザインを行うことで、デザインを構成する力も、そしてセンスも養われていきます。
この考え方に基づき、本書ではテーマごとに
- 講義を読む
- 課題の作例の作成手順、ポイントを読む
- 課題に沿ったデザインを実際に自分で作る
という手順で、自分で考え、手を動かしながらデザインについて学べるようになっています。
最初は、使うのは白・黒・グレーの3色、文字と線のみという
簡単な課題から始まり、
図形を使う、フォントの特徴を掴む、色を増やす、文字組を行う、と
徐々に複雑な課題へと進んでいきます。
私もデザインを学校で学んだことのないアマチュア&初心者ですが、
初心者はデザインの完成品だけを見ても
どこに着目し、どう学び取ればいいのかわからないものだと思います。
そのため、課題の作例を作成する手順が載っているのがとてもありがたい。
どこから考え始め、どう検討し、どういった理由でそのデザインにしたかが
書かれているため、手順をなぞりながら
デザインをどのように作っていけば良いのかが体験できます。
まずは本書に載っている手順をそのまま真似して
作例そっくりのものを作ってみるだけでも勉強になりますし、初心者にはとっつきやすいです。
内容的には雑誌、CDジャケットといった印刷のデザインになりますが、
アプリケーションのUIデザインにも活かせる内容です。
課題実践例
以下、稚拙ではありますが本書の課題で私が作成したデザイン例です。
内容の参考になれば幸いです。
Lesson2_01 線を使ったデザイン
Lesson2_05 サンセリフの書体を活かしたデザイン
Lesson3_02 白・黒+1色によるデザイン
Lesson3_03 色の選択と白・黒+2色によるデザイン
Lesson3_04 色彩計画、カラーパレットの作成